サイバーセキュリティ脅威の対策と事例

コンピュータウイルスの症状と対処法

「サイバーセキュリティ」と聞くと、まず思い浮かべるのが「コンピュータウイルス」です。感染予防のために、すでに対策をしている企業も多いはず。しかし、残念ながらコンピュータウイルスを始め、サイバー攻撃を100%防ぐことは不可能です。

その為、サイバーセキュリティで大切なのは攻撃を防ぐだけでなく、攻撃を受けたときにどう対処するのか。いかにして被害を拡大させないか検討しておくことです。対応がほんの少し遅れるだけで、取り返しのつかない被害に拡大することも。

そこで、今回はコンピュータウイルスに感染したときの症状と防ぐ方法、感染後の対処法についてご紹介しましょう。

1.コンピュータウイルスって?

コンピュータウイルスとはその名の通り、感染したコンピュータ内で増殖しながら不具合を起こさせるプログラムのこと。現在、コンピュータウイルスは世界中に数え切れないほど存在しています。一般的に以下の1つでも当てはまればウイルスです。

  • プログラムを増殖させる機能を有している
  • 条件が満たされるまで症状を表さないもの
  • コンピュータに異常な動作をさせるもの

コンピュータウイルスは毎日1件以上の新種が発見されているのだとか。既存のウイルスの一部を変更しただけの「亜種」も多く、ウイルス対策は「いたちごっこ」と揶揄されるほど。だからこそウイルス感染を100%防ぐことは不可能なのです。

2.ウイルス感染時の症状

コンピュータウイルスに種類があるように、感染したときの症状にも違いがあります。いわゆる「愉快犯的」なものから、利益を求めた悪質なものまで。気づいていないだけで、すでにコンピュータウイルスに感染している可能性もある訳です。

画面表示が崩れる

初期のウイルスによくあったのが「画面表示が崩れる」というものです。液晶画面が正常に映らなくなったり、文字化けを起こしたりなど。画面全体に異常の見られることが多いので、このタイプのコンピュータウイルスは発見しやすいです。

異常なアイテムが表示される

画面表示が崩れるのと同様に、初期から存在しているのが「異常なアイテムが表示される」というもの。いきなり花火やバッテンマーク、渦巻き模様が表示されるなどです。画面の表示をおかしくするだけと、愉快犯的な内容なのが特徴です。

システムが起動しない

コンピュータ自体や、特定のアプリケーションが起動しないなど。「システムが起動しない」のは最近のウイルスによくある症状です。また、「立ち上げに時間がかかる」「ファイルが破壊(削除)される」などもウイルス感染の可能性があります。

3.ウイルス感染を防ぐ方法

コンピュータウイルスを100%防ぐことは不可能でも、感染するリスクを減らすことはできます。ちょっとしたポイントを抑えるだけ、誰でも簡単に対策できるものばかり。では、感染を防ぐため、サイバーセキュリティの基本対策をご紹介しましょう。

ウイルス対策ソフトを活用する

ウイルス感染対策の基本は「ウイルス対策ソフトの活用」です。ウイルス対策ソフトとはその名の通り、ウイルスを検知・排除するためのプログラムのこと。最近は精度の高いものが多く、導入するだけでおよそすべてのウイルスを検知できます。

添付ファイルはすべて検査する

「添付ファイルの検査」も効果的です。添付ファイルにウイルスを忍ばせ、標的にメールを送信する手口(標的型攻撃)が。仮に、顔見知りの名前で送られてきたファイルであっても、まずソフトで安全性を確認してから開けるようにしましょう。

ダウンロードファイルも検査する

添付ファイルだけでなく、「ダウンロードファイルも検査」する必要が。アプリや画像、映像ファイルなどもウイルス感染のリスクがあるためです。また、提供元が不明確なファイルに関しては、どれほど魅力的でもダウンロードすべきではありません。

4.ウイルス感染後の対処法

「ウイルス対策ソフト」を導入し、ファイルの検査を徹底していてもウイルス感染することはあります。冒頭で紹介した通り、サイバーセキュリティで重要なのは、被害に遭ったときにどう対処するのか。では、感染後の対処法を見ていきましょう。

セキュリティ対策ソフトを最新にする

ウイルス感染を起こす原因の1つは、「セキュリティ対策ソフトが古い」ことにあります。日々進化するウイルスに対して、古いソフトでは対応しきれません。ソフトを最新版にアップロードすることで、これ以上のウイルス拡大を防げるのです。

ネットワークから切断する

ウイルスの恐ろしいところは、ネットワークを通じて他のコンピュータにも感染拡大すること。その為、感染の可能性があるコンピュータは「ネットワークから切断」しましょう。人間の風邪予防と同様に、ウイルスの拡散を防ぐことができます。

セキュリティ対策ソフトで駆除する

「ウイルス対策ソフトで(ウイルスを)駆除する」こともできる場合が。最新のソフトには「ウイルス駆除機能」の搭載されたものもあり、検知したウイルスを自動駆除してくれます。感染の可能性がなくとも、定期的に使用したい機能です。

5.まとめ

サイバーセキュリティの脅威において、必ず考えておきたいのが「コンピュータウイルス」。正直、ウイルス感染からコンピュータを100%守ることはできません。基本はウイルス感染対策を、あとは感染後の対策も検討しておくとより安心です。

ただし、今回紹介したコンピュータウイルスの他に、サイバーセキュリティの脅威はあります。例えば、「標的型攻撃」や「DoS攻撃/DDoS攻撃」、「ゼロデイ攻撃」や「ブルートフォースアタック」など。それこそ数えきれないほどの手口が。

コンピュータウイルスはもちろん、他の脅威にもついてもぜひ対策を検討し、より安全な環境構築を目指してください。